ジェネリック医薬品
2012.12.25 /
開発して作られた先発医薬品の特許権がなくなったことにより、各製薬会社が有効成分を同じくして作った後発医薬品、これを「ジェネリック医薬品」といいます。
ですから特許権が切れていない薬には「ジェネリック」がありません。ジェネリックは先発医薬品に比べて値段が安いのがありがたいですね。
さてこのジェネリック医薬品、先発品と有効成分が同一で、投与経路、用法、用量、効能、効果も同じなのですが、ポイントは添加剤が違っていることです。
薬の大きさと質量に関係する乳糖などの賦形剤、硬度や形状を保つデンプンのりなどの結合剤、消化管内での崩壊を促進させるデンプンなどの崩壊剤、粉末の流動性をよくする滑沢剤。
こうした添加剤が違うことから、同じ成分の薬でも人によってはジェネリック医薬品に変更した途端に薬の効果が低くなったり、副作用が出たりすることがたまにあります。また、粉薬では水への溶け易さが違ったり味が違ったりすることも多いので、やはりお子さんの飲みやすさといった事には気を付けたいと思っています。